余白のある横断的経営

横断的な経営をしないといけない。
弊社でもそんな時期にきました。
 
これまでの弊社は
①社長の思い込みで店をオープン!
②運営は各店の「自主性」に委ねる
・・・放漫経営と言われてしまえばそれまでだが
自主性こそモチベーションの卵だと思い
ある程度、自治をしてもらっていた。
 
しかし、業界の環境が厳しくなると
責任者として細部にまで指示をださなくてはならない。
 
〇営業の責任者を定めて全店を管理する
〇クオリティの責任者を定めて全店を管理する
 
そんなポスト(役職)を作って
全社を横断的に管理する必要がある。
今さらですが・・・
 
会社経営のロジックとしては
これはまっこと正しいことであり
店長・支配人・スタッフの力量や思想に
極端に左右されない安定経営への手法だろう。
 
でもとても抵抗がある。
 
弊社に就職した人材は
自分たちの人間性を発揮したくて入社してくれたはず。
 
事実、その自主性が魅力となって弊社で就業してくれている方も多い。
特に技量のあるスタッフにとっては、実力を発揮しやすい環境だ。
 
極端な話、私は常々、AKBの前田敦子さんのように
「私のことが嫌いでも、お店のことは嫌いにならないでください!」
とさえ思っている。
あまりに中央集権的な組織を良く思っていない。
 
そんな私が考えるもっとも健全な会社のあり方は
〇責任者と各店
〇営業責任者とクオリティ責任者
が一方通行ではなく喧嘩するほど真剣に議論する状態かもしれない。
 
「上からの通達だから」みたいな感じで
何でも受け入れすぎる店長や支配人では困るし
お客様の立場からしたら、
そうやって喧々諤々(けんけんがくがく)やってもらったほうが
良いお店に見えると思う。
※雰囲気が悪いお店という意味ではありません。
 
幹の部分は、組織としては同じ方向を見ていなければならないが
枝葉の部分まで、指示を待つような組織は成長しない。
そういう余白のある横断的経営をしたいなぁ。