採用・不採用の理由を伝えたい

先日、調理人志望の新卒の女性を面接したのだが、希望勤務店舗に空き要員がなく、他の店舗では自宅からの通勤が難しかった。

 

本当に断腸の思いで採用を見送らざるを得なかった。
 
とても聡明な人物だった。

ご両親にとって自慢の娘さんだろうし、私もそれについては強く同感し尊敬します。

 
私が悶々としているのは、今の採用フローだと採用を見送った理由をご本人にしっかりと伝えられないこと。結果だけが、冷たくご本人とそのご家族に伝わってしまうのだ。

 
私が専務をやっていて採用・人事・労務を兼務していたときは、新卒の面接者全員に「手紙」を書き、採用者には採用にいたった理由、不採用の方にもその理由を書いた。
 
せっかく面接させてもらったのだから、結果についてその理由を把握しないと、まだ若い学生にとっては「何が良くて何が合わなかったのか」という就職活動の参考にすらならない。

 

今回のケースでいえば、彼女の人生の方針・考え方は少なくとも私の目には間違っておらず、そこについては悩んだりしなくていいということを分かってほしいと思った。

 

いつのまにやめてしまったのだろう?来年から少なくとも最終面接の方にはそれを再開できたらいいと思う。