「幸福=好きな人と一緒にいる時間の長さ」なら簡単なのですが
若いときは恋人の存在がとてつもなく大きい
大好きな人の存在は大きくて当たり前だし
自分もそうだったような気がする
でもちょっと違う見方も頭に入れてみてもよいかもしれない
大好きな人と一緒にいる
これが幸福のすべてなら世の中はもっとシンプルで楽しい
一緒にいる=一緒にいる時間をたくさんにする=幸福
これは幸福の一面性でしかないと思っている
大好きな人のためにどんな自分であるか
それがもっとも大切なことだと思う
なぜならこの「一緒にいる時間」を維持するための力を
好き合う者同士がお互いに持ち合わせる必要があるからだ
一緒にいたい!一緒にいたい!
ただそれだけではいずれ相手の負担になってしまう
結婚したら生活という現実がある
自分の親が年老いたら介護という現実がある
これは誰にも避けられない
避けられない現実に相対したときに手を差し伸べてくれる友人
前に進むための社会における信用
生きていくためのスキルや経験
これが恋人と自分の両方に必要になってくる
どちからではだめ
それは相手に一方的な負担になってしまうから
「自分は大丈夫だからあなたは安心してて」
とお互いに言い合えてこそ「一緒にいられる時間」を維持できる
本当に相手が大好きなら
この現実から目を切ってはいけない気がします