マスコミなど入社難関企業の面接対策

今思うと、どうして私がNHKに入社できたのか?
世界の七不思議といえます。
というのも
私は地元のテレビ局で一次の筆記で簡単に落とされている
なのに私が受けたマスコミの中でもっとも狭き門を
くぐることができた理由はなんだろう?
 
ひとつだけ、心当たりがあります
 
私はNHKに入りたいという強い思いがありました
決してNHKを観ていたわけでもなく
ファンだったわけでもない
難関の会社に自分を認めてもらいたい
おそらくその意思は強かったと思います
 
それが強すぎたために私はひとつのドジをしました
 
当時はインターネットもない時代
ハガキで資料請求をするわけです
 
そうすると郵便で会社案内の冊子がもらえ
具体的な説明会の日程や連絡先が書かれた紙も同封されており
電話やFAXなどで予約を取る
 
当時のNHKは全国各地でフランチャイズ採用があり
拠点局(中部エリア在住の学生なら名古屋局)で
ガイダンスがありそこに出席する必要がありました
 
たしか、東京が1回目で順次各拠点局で説明会がありました
 
私の場合名古屋の大学に通っていたので
「名古屋開催のガイダンス」に出席すればよかったのです
 
が、
 
1回目の東京に行かないとまずいのかなぁと勘違いした私は
東京と名古屋の二重エントリーをして
わざわざ新幹線に乗って上京し
都内で前泊して朝一番の東京開催に
出席してしまったのです
 
要はドジ
 
名古屋での会社説明会のときに人事の人に呼び止められ
「君が森田君?」と言われ
「はい?」と言ったら
「東京まで行ったでしょ?気合入ってるね!」と言われました
 
2回も説明会を受けた上
勘違いして上京した際に「記念にNHK放送センターでも見ておこう」と
見に行ったことが後の面接で功を奏し
入社意欲の高さを言葉ではなく行動で見せることができました
 
おそらくこれが最大の採用理由だと思います
もちろん面接でもしっかりと自分の考えは述べましたが
それはほかの人も同じ努力をしているはず
 
つまり私が採用された理由は「ひとつのドジ」が生んだと言えます
 
でも入社意欲は確かに高かったはず
そうでなければそんな勘違いもしないだろうし
労を惜しまないこともない
 
もうひとつ面接の際に心がけたのは
絶対に新聞やテレビの受け売りはしない
ということでした
 
記者志望だったので時事ネタが質問されることは想定してましたが
だからといってそれについて知っていることを並べても
自分の前に座っている面接官は百戦錬磨
釈迦に説法をしてどうなる?と思っていました
なので、自分の考えを述べました
合ってる・間違ってるというゾーンから
正解のないゾーンへ話題を展開し
よどみなく話題を前に進める
それこそが私の活路でした
 
一定レベル以上の準備が必要ではありますが
それをクリアすると当落の差は「運」しかありません
私の場合は「ドジ」が「幸運」をもたらしてくれました
 
就活を控えた学生の皆様
がんばってほしいですし
私も自分を落とした会社を見返してやろうと
がんばりました
後悔のない就職活動を!