苦手なことが問題の原因だったとき
お店を運営するうえで
○集客が伸びない
○売上が上がらない
○社員間のコミュニケーションが潤滑と言えない
○スキルアップが図れない
など問題はいつもある。
それは、どんなお店でも企業でもあることなので、ひとつひとつ改善していけばいい。
しかし、困るのは店長さんも人間なので「自分が苦手なこと」を避けてしまうことだ。
たとえば、接客・営業能力は高いが、集客がとっても下手な店長がいたとする。
そうすると、徐々に売上が下がるわけだが、自分が得意とする営業で伸ばそうとし、集客はほとんど改善しないまま、少ないお客様にいかにモノを売るかばかりを考えようとする。
たとえば、接客・営業能力は高いが、掃除が下手な美意識が低い店長がいたとする。
そうすると、お客様が減った理由が「営業能力に問題がある」となってしまって、汚いお店なのにやたらと広告を打ったり営業能力を上げようとする。
たとえば、スタッフ間のコミュニケーションは上手にとれるが、売上を伸ばせない店長がいたとする。
そうすると、スタッフと一緒に「しかたがないね」とあきらめ、目標を下方修正する理由を探しつじつま合わせをしようとする。※これは問題解決になってませんが
これらは、自分もともすれば陥る悪いパターンだ。
誰しも苦手なことはあります。それが問題の原因なら、苦手でもやらないといけないのだが、なんとか別の突破口で、できれば自分の得意分野の突破口で、問題を解決しようとしてしまう。
確かに、人それぞれがもつ、得意分野を徹底的に伸ばしたほうが、苦手克服よりも効率的ではある。本人にとってもストレスが少ないし、やる気も出る。
でも、それを店長さん・支配人さんレベルでやってしまうと、安定した会社運営はできない。管理職になれば苦手克服はせずにはいられない要素だ。克服が難しいなら、そのジャンルが得意な人に助けを求め、解決すればいい。会社組織でやっているのだから、そういう解決方法もある。「苦手=どうにもならないので放置・見て見ぬふりをする」のはまずい。
私も人と接することが苦手なのだが、ここ数年は人脈作りに奔走している。人に会う機会を格段に増やした。創寫舘の良い所は「独自性」だが、逆に悪い点でもあり、あまりにも業界とのつきあいが少ないため、インプットが少なくなり、結果、問題解決に時間がかかってしまった過去があるため、苦手とか言ってられないので、人に会うようにしている。
少しずつでもいいので、苦手克服をしましょう!