苦労したかではなく価値があるかどうか
同じ仕事の量でも
1時間必要な人もいれば10分で終わる人もいる
この場合10分のほうが優秀な人材となる
客観的に見てこれは誰でも理解しやすい
でも「同じ仕事じゃなく私は◎◎にこだわっているから時間がかかる」
みたいな主張をしたいとき
これは上司に主張しても意味がない
お客様に主張しないといけない
どうやって主張するか?
1時間かかった分の御代をお客様に請求するのだ
料金以上の自己主張などない
そしてその料金を納得してもらえたときに
はじめてその1時間は意味のある「こだわり」になって
それだけの間がかかってもOKの仕事と評価される
不幸にも「値段が高いからいりません」とお客様に言われるなら
自分が費やした1時間は評価されない1時間となり
自己満足という徒労になる
「いや、私はこれに1時間もかかっているんです」と主張しても
「そんなこと言われても困る」
「それはあなたのスキルが低いだけじゃないですか?」
と言われてしまう
お客様=対価値でお金を支払う
仕事をする人=対労働でお金をもらう
基準がずれているのだ
だから「私はこんなに仕事をした!」とお客様に主張して
知らんがな、と言われるような仕事の仕方はしてはいけない
給料はお客様から頂戴する料金から出ている
誰かのポケットから小遣いみたいにもらえるのではない
なので仕事をする人は「価値がある労働をしているか」を
意識しながら仕事をしないといけない
以前は価値があっても今は無価値になってしまうサービスもあれば
逆に今は価値があるのにそれを無料にしたままにしているサービスもある
仕事に思い入れを持つことは大切ですが
徒労が多ければ続かない
本当に価値がある仕事の仕方をしているかどうか
それを毎日チェックしないと
自己満足という徒労が労働時間の多くを支配することになる
そうならないようにするためには
仕事をたまには「引いた目で見る」ことが必要なのでしょう