2019年11月17日

中小企業はスピード感が大切

僕たち中小企業はスピード感が大切です。
 
それはなぜか?
 
価値観の変遷が早いから、ゆっくり準備して、できた!ってなったときにはもう不要になっているかもしれない。つまり、価値がある期間が短ければ、当然、発案~納品の期間も短くなる。当たり前だ。

 

サボってないのにスピード感についていけないのは

最近、同じ中小なのに、スピードについてこれず、言い訳ばっかりしている会社があって、正直、辟易としている。決して悪意があるわけではないのだが、根本的に、やることが遅い。私の目からすると、彼らはサボってはいない。10の仕事を10の時間をかけてやっている、つもりになっている。が、実は無駄が多く、2ぐらいの仕事を10の時間をかけている。
 
無駄な時間の正体は明確だ。知識・スキル不足からくる、勉強、研究、試行錯誤の時間。この時間は、受注した側には意味があっても、発注側のクライアントには「無駄な時間」なんです。私たちサービス業も同様で、手間をかけ、時間をかければ、それだけお金がもらえるわけではない。それは以前のブログでも書いた。価値に対してお客様はお金を支払っている。「苦労したんだから!」と言っても、価値がなければ、代金はもらえない。
 
価値観の変遷が早いから、最短距離で納品に近づかなければならない。その場で勉強している暇はない。だからいつも、スキルをストックしておいて、受注後にスキルアップする時間を最短にしないといけない。価値観の変遷は、あなたのスキルアップを待ってくれないし、同時にクライアントも待ってくれない。
 

たとえ話

確かに、無駄なことを省いて最短距離で得たスキルや考え方は、なかなか身にならない。これまた以前のブログでも書いた。だから、遠回りして自分たちの身につくように時間をかける必要がある。
 
でも、それはクライアントに見えないところ、実害のないところでやるべきことで、クライアントに直接的に自分たちのスキルアップの時間の共有を強要するのは、あまりにも身勝手ではないだろうか。わかりやすく、たとえ話にしてみた。
 
あるレストランのメニューに「カレー」があったとする。ある日、激辛好きの客が「このカレーって激辛にすることできますか?」と聞いたところ、店主が「やったことないけど、45分くれたら作ります!」と言ってきた。通常の飲食店において、客を待たせる時間は長くて20分。客は「45分は長いなぁ。30分ぐらいなら我慢できるけど・・・。お腹が空いてるから待てないので、今日は隣のカレー屋に行きます。また今度ハンバーグ食べにくるから!」と言って帰ろうとしたら、「わかりました!できるだけ急ぎます。最悪、45分で出します!」と店主がねばり、仕方がなく客はOKした。しかし結果、1時間経ってもまだカレーは出てこない。「もういいです」と言って帰ろうとしたら「何を勝手なこと言ってるんですか!こっちは激辛なんて作った事がないから、がんばってるでしょ!もうちょっと待ってくださいよ!」と言われ、既に食べる気分ではなくなっていたものの、さらにずーっと待ったら、2時間ぐらいでようやく出てきたカレーはあんまり辛くなく、最後はそこそこの料金を要求された。そこで「それはないでしょ。こんなに待たせて。せめて安くしてよ。」と言ったら「あんたが激辛食べたいって言ったんでしょ?どんなに急いでもそのカレーを作るには2時間はかかる!それに材料代が高かったし。仕方がないから10円だけまけておきます。」と言われた。
 
↑こんな感じのことが最近あった。店主からしたら一生懸命作ったかもしれない。普段使わない材料も使って原価も上がっているかもしれない。でも、客はもう激辛カレーを食べたい気持ちすらなくなっているうえ、味に満足もしていない。だったら先に「できない」と伝えるか、譲歩した締め切りにできる範囲のことで間に合わせるしかない。それなら最悪、味に満足してもらえなくても、締め切りを守れる。「もう要らない」にはならない。
 

スピードの根拠もあわせて納期は決める

もちろん、こちらの締め切りをゴリ押しするのは、どうかと思う。しかし、僕はいつも、自分ならできる納期であったり、過去に他の会社が納品した実績のある納期だったり、現実的なスピード感を提示している。それをわかって受注しているはずなのに、身勝手に納期を延ばして、我々のスピード感を、道連れに損なうのは、本当に迷惑だと思ってしまった。