2017年12月21日

文化としては残ります?

以前、結婚式業界の方と話していて
「結婚式業界は先行き良くないが、結婚式は文化としてはなくならない。」
とおっしゃった。
 
裏を返せば「産業としてはなくなる(かなり縮小する)かもね」ということだ。
 
 
こういうことを言う人は
本当の「文化活動の苦悩と実態」を知らないんじゃないかなぁ。
 
人を感動させるとても素敵で、
人が生きていくうえで必要な人生の余白のような、
そんな活動をしている人ではあるが、
文化・芸術レベルが常人の我々からすると高すぎて、
多くの人々には響かない。
そういう文化活動をしている人はたくさんいる。
そういうった意識を持った方がいないと
そのジャンルの文化は朽ち果ててしまうので
とても重要な存在だ。
だから経済的に決して余裕はないが
文化人としてがんばっている方は
た~~~っくさんいる。
そして、そういう方は
何とか「文化」と「産業」をつなげて
文化がなくならないように、努力をしているのだ。
 
「結婚式業界は先行き良くないが、結婚式は文化としてはなくならない。」
何を言っているのかね?
そういうレベルの話ではないし
そういうことを言うならば、
今、風前の灯だけど何とかがんばっている文化人と
話をさせてみたい。
経済論ではなく、文化論でくるならば、ね。
 
私はこの仕事をしていて
人生の余白の大切さを教えてもらった。
写真でも結婚式でも
なければ生きていけないものではない。
 
でも、身近な人に感謝の言葉を言う、
成長する子供の姿を撮影する、
そういう時間を家族で共有する。
 
こういう機会のない
必要性に迫られたものに囲まれた人生など
本当につまらない。
 
そしてこうした機会が
文化として残るかどうかではなく
産業として残らないと
文化だけでは忘れられます。
文化と産業はニコイチです。
 
だから、こういう仕事を「仕事」として未来につなぐために
お客様にいろんな選択肢がある業界で
あり続けなければならないと思う。
 
そこを明確にせず
会話をごっちゃにするのってどうかと思うわ。